収録後の感想をお聞かせ下さい
最初に台本を読ませて頂いた時は面白くて一気に読ませて頂いたのですが、いざ演者として改めて読み返してみると、とても難しい役どころだと感じました。 まるで自分自身がRPGに戦いを挑んでいるような気分で台本を勉強させて頂き、今回の収録に臨んだつもりです。【NPC】という特殊な設定のキャラクターだったこともあり、収録に時間がかかってしまいましたが、とても楽しく精一杯やらせて頂きました。夏場の収録だったので、髪の毛がびしょびしょになるほど汗をかきました。こんなに収録で汗をかいたのは久しぶりです(笑)。
シナリオを読んで、ザインについてどう感じたかお聞かせください
初めに読んだときには、悲しくて可哀そうな存在だなと感じましたが、いざ収録に臨む際に「彼がこの世界で見出した希望は何なのか」を改めて考えたときに、容姿に反して内面はとても芯の強いキャラクターだと感じました。彼が自身の感情に気付くまでの葛藤の激しさや、ある“きっかけ”から瞬く間に成長する姿を魅力的に演じられたら…とか、色々考えさせてくれるキャラクターで、一気にお気に入りのキャラクターの一人になりました。自分が【NPC】であることを理解して、彼女に対する感情が溢れだすシーンがとても印象に残っていますね。
ゲームに向けての意気込みをお聞かせください
汗だくになるほど大変な収録だったので、もう一度スタートからと思うと遠い目になる感じもあるのですが(笑)、ゲームになるとCDでは語りきれなかった詳細なところまで描かれると思うので、プレイしていただく方々に、よりしっかりとこの世界観を知って楽しんでいただけるのではないかと思います。収録の際には新鮮な気持ちで、また記憶を失っている彼から頑張りたいと思います!
最後に、ファンへのメッセージをお願い致します
ゲームの世界という特殊な設定の作品のなかでも、とくに特殊なキャラクターを担当させて頂けたのかなと思っています。いろいろなキャラクターにそれぞれドラマが用意されていますが、ザインのストーリーは少し切なくて、美しく、聴いたあとに“空でも見上げてみようかな”、“前を向いてみようかな”と思って頂けるようなCDになっていると思います。ぜひ聴いて頂き、これをステップにゲームも楽しみにお待ち頂けたら幸いです。