Vol.2 ギルバート・レッドフォード
Track 02 Thank you for having discovered me.

お互いのリクエストに応えて、ふたりで料理を作ることに。準備を済ませてキッチンに立った主人公を見て……


「……空が紫から紺色に変わってきた」

「湖の先、ほら、見えるか? ネオンがシカゴの街を照らしてく」

「……綺麗だな。あんたとふたりで、見つけた宝物だ」

「っと。大丈夫か? ……傾斜になってるからな。歩きにくいだろ。俺に掴まってくれ」

「あんたさえ良ければ、もう少しだけ……。ここで空を眺めてくのは、どうだ?」


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